« W-ZERO3を見てきました | トップページ | ほぼ日手帳で1年を振り替える »

2005年12月27日 (火)

EBtについて

 W-ZERO3に移行する前に(いつになるやら(^^;)、やはり、現在のメモ環境である、EBtについて触れておきたいと思います。W-ZERO3に移行すると、EBtも使えなくなってしまうので・・・

 EBtとは、こちらの方が作成されたSL-Zaurus用のメモツールで、その最大の特徴は、すべてのメモを並列的に扱い、かつ容易に相互リンクできるという点にあります。

 ホームページなどでも他のページにリンクを貼ることはできますが、相互にリンクしようと思えば、それそれのページにつきリンクを貼る作業をしなければなりません。EBtでは、どちらか一方のメモでリンクを貼れば、同時にもう一方からもリンクが貼られるのです。

 具体的に言うと、メモAからメモBにリンクを貼るだけで、メモBからメモAにも同時にリンクが貼られます。

 また、リンクは、1つのメモから複数のメモへ貼ることもできます。例えば、メモAからメモB、C、Dの3つにリンクを貼るといったようにです。この場合、メモB、C、DからメモAへのリンクも同時に作成されることになりますが、この結果、メモB、C、Dは、メモAを経由してではありますが、リンクによってつながることになります。

 場合によっては、まったく関連性がないと思われていたメモ同士が、1枚のメモを間に挟むことによって、リンクされることがあります。このような思いもよらないリンクができるのも、EBtの醍醐味です。

 このような相互リンクがどのような効果をもたらすのか。まず第1に、いわゆる分類の問題が容易に解決できます。例えば、あるメモが分類Aと分類Bにまたがってしまう場合には、それぞれの分類に対してリンクを貼れば、いずれの分類からもそのメモにたどり着くことができます。一般的に使われるフォルダ管理のように、それぞれの分類にコピーを入れておく必要はなく、原本1つのままで複数の分類で管理できるわけです。

 これを使えば、熊谷式のダブルインデックスも簡単に作成可能です。

 また、先程も説明したように、これによって今まで関係なかった分類Aと分類Bがリンクされることになり、思考が広がる可能性が出てきます。

 第2の効果として、複数のメモにリンクを貼ることによって、そのメモにたどり着く方法が複数用意され、結果、そのメモが目に触れる機会が増えるということです。リンクがたくさん貼られるということは、重要性が高いということです。そのようなメモがより多く目に触れるようになることは大切です。

 複数のメモに思いのままにリンクを貼ることが、もう1つの効果をもたらします。これによって、思いもよらなかったメモ同士がリンクされることになり、思ってもいなかったメモを発見するようになります。それによって、新しい発想が生み出される可能性が出てきます。

 これらの効果から、EBtは様々なデータのストック、特に、ちょっとした思いつきなどのアイデアデータのストックに効力を発揮します。

 最初のうちは、「メモを並列的に扱う」とか「相互にリンクが張られる」といったことが感覚的に分からず、操作に悩むこともありますが、慣れてしまえば気にならなくなります。

 現在、私は次のようにEBtを使っています。

  • 「思いつき」というタイトルのメモを作り、すべてのメモはそこにリンクする形で作成時間順に登録(新規メモを作成するとタイトルに自動で日時が入るのでそれをそのまま使用)
  • それ以外に、「ブログネタ」「買いたい物」「やりたいこと」などの分類メモを作り、関連するメモがあれば、それぞれにリンクさせる
  • 相互に関連するメモがあれば、それもリンクする
  • 作業が済んだメモは、「思いつき」メモから「済」メモに移す。

 とにかく、すべてのメモは、「思いつき」メモにリンクする形で作ります。「思いつき」メモを一般的なフォルダのように使っているわけです。未処理のメモはすべて「思いつき」メモに残っているので、新たなメモをするたびに、目にすることになります。最初からフォルダに分類してしまうと、見なくなってしまうため、この方法が私にとっては便利です。

 本来はすべてのメモを「思いつき」メモに残したままにしておきたいところですが、あまりに数が多くなるとどれがどれだか分からなくなってしまうので、ある程度数が増えたら(通常はリストが1画面に収まらなくなったら)、ある程度の作業が済んでいるメモや、その後の展開がなかった没メモなどを、「済」メモに移します(具体的には、「思いつき」メモとのリンクを削除し、「済」メモにリンクを張る)。

 現在、メモの数が約600、リンクの数が約1800あります。メモ1つにつき平均3つのリンクがあることになります。このくらいメモが集まってくると、自分の考えの傾向が分かったり、新たな発想が生まれたりしてきます。

 思考の展開には非常に便利です。

 ただ、EBtはSLザウルスシリーズ用のソフトであり、現時点では、W-ZERO3では動きません。W-ZERO3を購入したら、ZaurusはW-ZERO3に移行するつもりですが、EBtが使えないというのは寂しい限りです。データ移行も問題ですし。

 代替品というわけではありませんが、W-ZERO3のようなWindowsCE系には、Tomboという秀逸な階層メモ管理ツールがあるので、これが問題なく動くようなら、現在のところは、それに移行するつもりでいます。

 なお、EBtのより詳しい説明は、こちらがよろしいかと。

|

« W-ZERO3を見てきました | トップページ | ほぼ日手帳で1年を振り替える »